kiritterのブログ

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追記 - これからどう生きるか - 書籍紹介 - 2022 (神田昌典)

今日は寒い!

昨夜残業から帰宅した流れで眠い中書いた紹介記事を振り返ると、何だか人口の紹介話になっているので・・・
本書の本筋に近いところで、自分が受け取ったイメージのところで、1点追記。

 

『2022 - これから10年、活躍できる人の条件』
神田昌典PHP研究所、2012)

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

江戸幕府末期に、武士に夢を描いてください、と言ったら、どんな夢になってしまうだろう?

10万石の大名になりたい、という夢を1865年に描き、それに突き進んだものは、手ひどい挫折をしたことだろう。

※参考
 1868年秋、明治に改元

 

同様に、戦国時代の終盤、これから徳川政権が確立されようという時代に、
オレは武士として戦で名を上げていくぞ、という志を抱いていた人は、
その人の情熱の強さとは無関係に、戦の無い時代を生きることになったはず。

※参考
 1598年夏、秀吉死去
 1600年秋、関ヶ原の戦い
 1603年、江戸幕府開幕

 

人間というもの、自分が何を実現したいと望むかに関わらず、必ず時代の大きな流れの影響を受けるものだ。それはもう前提として受け入れる他ない。

 

30年前に、まさに今の、スマホの溢れる世界を構想したとしても、30年前では実現できなかったはず。通信インフラ面、端末開発面、価格面、コンテンツ面、人々の趣向面、等々、今ようやく土壌がそろったからこその賑わいだ。
(いや、構想するのはとても大事で、そこを目指すのもとても大事で、そういう方々がいたからこそ今の社会があるわけで。ここで言いたいのは、当時すぐには実現できなかったはず、という点。当時、スマホ開発を即、事業化しようとしたら、大失敗しただろうということ。)

 

というわけで、未来をどういうものだと想定するかは、生きていくうえで非常に重要な話だ。

 

とはいえ、目の前の業務に追われる日々にあって(あえてここではシゴトとは表現しない。。)、なかなか未来を考えるなんて、という思いを抱く人が多いはずと勝手に思うけど、だから実際、江戸幕府が始まったときにも、明治維新のときにも、きっと多くの人が、変わらないと思っていた世界が急激に変わってしまった!と、驚きでもって変化を迎えて後手の対応になったに違いないと勝手に想像する次第なので、これはもう個々人の選択の話だなあと。

 

この先、5年、10年、きっと良くも悪くもエキサイティングな時期になるに違いない。
少なくとも自分のこの先5年、10年は、そうなるに違いない。
その激流に飲み込まれて沈むかもなどと思うと恐怖に固まりそうになるけれど。
良くも悪くも、きっと素晴らしい時期になるに違いない。