一段落的に、音楽紹介カテゴリの2つめの記事。
先日、モノを捨てようの一環で、CDをすべて手放すことを決意したのだが、
埃を被って眠っていたCD群の中から、映画『がんばっていきまっしょい』のサントラを見つけた。
- アーティスト: サントラ,リーチェ,ペンギンズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/09/23
- メディア: CD
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ジャケットの風景が美しすぎる。
ともかく、こんなCDを買っていたこと自体を忘れていた。
映画のストーリーも全然思い出せない。
とりあえず、1曲目「オギヨディオラ(メインテーマ)」を流してみたら、
ただこの映画を観た当時の雰囲気だけがぶわっと浮かんできて郷愁にかられた。。
音楽とか匂いって一瞬でそういうものを思い起こさせるから不思議だ。
当時、この映画を観たことがきっかけで、映画に全然詳しくないのに、某地方の映画サークル的な集いに参加して、感想文を書いてくれたら会報(?)に載せるよという話を受けて、それを書いて載せてもらったのだった。
何を書いたのか今となってはまったく思い出せない。。
今みたいにPCやメールが当たり前だったら、デジタルデータとして残っていただろうけど、自分もPCはまだ所有しておらず、相手もワープロの人だった。
なので、ワープロで書いて、それを紙に印刷したものを手渡したのだった!
たった十数年前の話なんだけど。。
何を書いたかは忘れたけど、ただ間違いないのは、主人公・悦子の姿勢に、何かしら自分の姿を重ね合わせていただろうということ。
そして、「自分もやるぞ! がんばっていきまっしょい!」 そんな感じで締めたのだと思う。
今だってまだ全然見えていないけど、当時は今以上に全然見えてなくて、
少しの希望を胸に、大きな不安の中を手探りしつつ生きていて、
ともかく、そういう初心の雰囲気を思い出したと、それだけの話。。
まあ、今だって大して変わらないか!(^_^;)
話のテーマ的にも類似し、今の季節的にもちょうどいい1曲を併せてご紹介。
『春の野を行く』(村松健)
『雪催 (ゆきもよい)』(村松健)というアルバムのラストに収められている。
- アーティスト: 村松健
- 出版社/メーカー: アルファレコード
- 発売日: 1996/11/07
- メディア: CD
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春のアルバムに収録されているのではなく、冬のアルバムのラスト曲というのがイイ。
この曲の何が好きかといえば、
いわゆる卒業ソング的な、涙を誘うような情緒たっぷりの曲調でなく、
逆に、ポジティブで明るくてウキウキするような曲調でもなく、
ただただ「春の野を行く」というテンション。
それがとてもしっくり来る。
というわけで、十数年後も同じことを言っています。
いや、きっと死ぬまで。